国情報 ブラジル
国   名 面積
(1,000平
方キロ)
人口
(100
万人)
主要言語 首  都 独立年月 国民総所得
(GNI)
100万米ドル
1人当り
GNI
米ドル
通貨単位 英語による名称
ブラジル連邦共和国
8,547
167.72
ポルトガル語
ブラジリア
606,775
3,570
レアル
Federative Republic of Brazil

国名

正式名称は、Republica Federativa do Brasil(ポルトガル語: / ヘプブリカ・フェデラチーヴァ・ドゥ・ブラズィウ)。通称、Brasil。
公式の英語表記は、Federative Republic of Brazil。通称、Brazil。
日本語の表記は、ブラジル連邦共和国、漢字表記では伯剌西爾。通称、ブラジル。 中国語の表記は、巴西。

国号由来

国号のブラジルは、樹木の木ブラジルボクに由来する。ポルトガル人がこの地方でヨーロッパで染料に用いられていたブラジル(ブラジルスオウ、ブラジルはポルトガル語で燃えるように赤いの意)に似た木を発見し、それもまた同様に染料に使われていたことから木を「ブラジル」といい、地方そのものもブラジルと呼ぶようになった。
ちなみにポルトガル人より多い人口がポルトガル語を話している。


歴史

詳細はブラジルの歴史を参照
先住民が居住しており、その数150万人と謂われている。
1500年 カブラル(ポルトガル人)、ブラジル発見
1502年 アメリゴ・ヴェスプッチ(イタリア人)、リオデジャネイロ(1月の川)を命名
1549年 初代ブラジル総督トメ・デ・ソウザがバイーアに着任
ブラジル内陸部の探検は、17世紀に始まる。
1808年 ポルトガル宮廷リオデジャネイロ遷都
1821年 ポルトガル宮廷リスボン帰還
1822年 ブラジル帝国独立
1888年 奴隷制廃止
1889年 共和制革命。カフェ・コン・レイテ期
1908年 笠戸丸で日本人移民開始
1930年 ジェトゥリオ・ドルネレス・ヴァルガス、クーデター。独裁政治を行う。
1932年 護憲革命
1942年 第二次世界大戦に連合国の一員として参戦
1960年 ブラジリア遷都
1964年 軍事独裁開始
1985年 文民政権復活


地理

ブラジルは南米大陸で最大の面積を誇り、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナと国境を接している。大西洋上のフェルナンド・デ・ノローニャ諸島、トリンダージ島・マルティン・ヴァス島、セントピーター・セントポール群島もブラジル領に属する。

国土は、流域を含めると400万kuにも及ぶアマゾン川と、その南に広がるブラジル高原に別けられるが、広大な国土を持つだけに色々な地形があり、北部は赤道が通る熱帯雨林気候で、大河アマゾン川が流れる。南西部には有名なイグアスの滝のある、ラプラタ川水系の大河パラナ川が流れる。他にリオ・ネグロ川、サン・フランシスコ川、シング川、マデイラ川やタパジョス川がある。

最高峰はベネズエラとの国境近く、北部ギアナ高地にあるピコ・ダ・ネブリナ山で、標高3,014メートルである。

また、日本の対蹠地に当たり、時刻と季節は共に日本とはおおよそ正反対になる。


気候

国土の90%は熱帯地域に属す。気候は熱帯性気候、亜熱帯性気候、半砂漠型乾燥気候、高地の亜熱帯性気候、温帯性気候に分類できる。大西洋沿岸は全体的に温暖なため、リオ・デ・ジャネイロやレシフェなどのリゾート地が多い。

平均気温

アマゾン地域:22〜26℃
大西洋沿岸地域:23〜27℃
内陸部高原地域:18〜21℃

四季

春:9月22日から12月21日
夏:12月22日から3月21日
秋:3月22日から6月21日
冬:6月22日から9月21日


政治

大統領制を敷いている。大統領及び副大統領の任期は4年で、一度限りにおいて再選が認められている。大統領は国会により弾劾されることが可能である。議会は上院・下院の二院制。現在の大統領は、左派・労働党のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァである。東西冷戦が崩壊した1980年代末まで長年軍事政権下にあった。軍事政権下の当時から現在にいたるまで、与党内部や官僚の腐敗や汚職が広まったままである。借金大国であることを気にしていないことも問題である。

政党

与党である労働者党(PT)の他に、同党と連立を組んでいたブラジル民主運動党(PMDB)と社会大衆党(PPS)などがある。与党首脳部の間における他党議員の買収、不正資金の調達、選挙での裏金作りなどの疑惑が出て以来、与党の存在感が低下している。

現政権

2003年1月にルーラ政権が発足した。「飢餓ゼロ」計画を打ち上げ、貧困家庭向けの食料援助や援助金制度などを推進した。貧困家庭の生活水準改善を着実に進め、経済発展に取り残されていた内陸部へのインフラ整備も進みつつある。外交面では、南米統合へのリーダーシップも発揮した。2006年6月24日にルーラ大統領は、政権与党の労働党の全国大会で大統領候補指名を受託し、10月の大統領選挙で貧困層の圧倒的な支持を得て再選した。

投票権

投票は18歳から70歳までの読み書きができる全ての国民に義務付けられている。希望すれば16歳以上、もしくは70歳を超える国民や読み書きのできない国民も投票することができる。

外交

第二次世界大戦後、特に1980年代後半の冷戦終結後は南アメリカの大国としてアルゼンチンやパラグアイなどの近隣諸国のみならず、アジアやアフリカ、中近東諸国などとも全方面外交を行い、WTOやメルコスールなどを通して積極外交を行う他、国連改革を積極的に推進する。国連安全保障理事会の常任理事国入りを日本やインド、ドイツなどとともに狙っているとされる。旧宗主国のポルトガルとも強い絆を保っている。

日本との関係

日本との外交関係は1895年の修好通商航海条約調印から始まり、1897年に両国内に公使館を開設。1908年6月には日本からの本格的移民が開始される。その後第二次世界大戦中の断交状態(ブラジルは連合国として参戦)と国交回復を経て、常に活発な人的、経済的交流が行われており、その距離の遠さに反比例して世界各国の中でも特に日本との縁が非常に深い国である。

軍隊

周辺諸国との軍事的緊張関係には無いものの、国土が広大なこともあり南アメリカで最大規模の軍事力をもつ。陸軍、海軍、空軍と軍警察が存在する。軍事政権期核開発計画を進めていたが、1988年放棄を宣言。1990年代まで軍政下にあった事もあり、現在もそれなりの存在感を持つものの、その影響力は比べ物にならないほど小さいものとなっている。なお、第二次世界大戦に連合軍として参戦した際には、陸軍がヨーロッパ戦線へ派遣されている。近年は国連のPKOに積極的に派遣されている。

また、各種軍用機や軍用車両の国産化が進んでおり、特に軍用機は南アメリカの周辺国のみならず、ヨーロッパや中東諸国、オセアニアにも輸出されている。

国民

人種

先住民ブラジル人は大きく4つのグループに分かれる。トゥピ・グアラニー語族の言葉を話す先住民、植民当時のポルトガル系、アフリカからの黒人奴隷の子孫、そして19世紀半ばからブラジルに定住するためにポルトガル以外のヨーロッパ、中近東、日本を中心としたアジア系移民である。

ヨーロッパ系ブラジル人の多くは元ポルトガル人で、ポルトガル人と原住民、黒人奴隷との雑婚が普通である。後に続くイタリアやドイツ、ユダヤ系、ロシア系、アラブ系などのヨーロッパ系や日本や中国などのアジア系移民の波が、多様な民族と文化の形成に貢献し続ける。そのためブラジルでは多民族国家の中でも比較的民族差別が少ないといわれる。ただし北東部は黒人が多く、南部はイタリア系やドイツ系が多いなど、多少地域差も見られる。

宗教

ブラジル人の約80%は、カトリックの信者で、他にはプロテスタントやアフリカの宗教に起原する宗教、仏教やさまざまな新興宗教などがある。

 

















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